すぐ傍にあるしあわせ
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感動屋で涙もろくすぐに感化されやすい私は、映画やドラマも大好きです。
今年の春は面白いドラマが目白押しでしたが、
昨年、企業戦士もので大ヒットした「半沢直樹」。 そういったものに、
更に「野球」をプラスした異色のドラマ、「ルーズベルトゲーム」がありましたね。すごくよかったです。
番組の詳細については私がここでご説明するまでもないと思いますが、
そこの「青島製作所・野球部」は、廃部の危機という背水の陣で挑み、
その姿を、社長をはじめ青島製作所の面々が自らの姿と重ねあわせ、困難を切り開いてゆくドラマでした。

最悪の状況に、わずかな望みを信じ、葛藤を乗り越え、
更には崩れそうな危機にも、やるべきことをやり抜くことによってチームがふたたび一丸となってゆく…
「よし、次は俺の番だ」
周囲をも自らを鼓舞し、戦いに挑む姿は、人間が人間ゆえの誇りにも通じる「生き抜くチカラ」を感じました。
薄っぺらい感想でお恥かしいのですが。

さて、その「青島製作所・野球部」を彷彿とさせているのが、今シーズンのプロ野球「オリックス・バファローズ」。
同チームは大阪に本拠地を置くチームで、そのルーツは
阪急ブレーブス(のちのオリックス・ブルーウェーブ)と近鉄バファローズです。
両チームはプロ野球界を揺るがした争議をきかっけに合併することになります。 (存続会社はオリックス)
(この頃、同時に新規球団「東北楽天ゴールデンイーグルスも誕生しています。)

歴史ある両チームが合併することにより、選手はもとよりファンも多くの乗り越えなければいけないことがありました。
「一丸」とは名ばかりで、どことなくバラバラで、ぎこちなく、チームは低迷します。
1+1が2になるとは限らない証明となってしまいました。
著名な監督を招いても状況は好転せず、いわゆる「負け癖」が染みついている状況。
もはやつける薬もない有り様です。

元々、オリックス球団は、阪神淡路大震災に「がんばろう神戸」を合言葉に、
イチローや田口といった、のちの大リーガーが若い頃に属し、一丸となって優勝した球団です。
(近鉄バファローズも負けず劣らず、数々の名勝負を繰り広げた偉大なチームでした。私はこちらのファンでした・笑)
そのオリックスを率いる企業の総帥が宮内氏なのですが、
オリックスが優勝した時の監督が、近鉄でも指揮をとり、今なお皆から慕われ続けている故・仰木さん。

優勝祝賀会の時のエピソードですが、
それまではビールかけが定番だったのですが、私の記憶によるとたしか珍しくシャンパンで乾杯したようです。
そのカーレースのシャンパンファイトさながらのかけ合い。(もったいないですね・笑)
選手たちの歓喜の姿を、一歩離れ傍の階段から眺める二人。宮内さんと仰木さんです。
お二人は静かにグラスを傾けながら話を交わします。
 仰木「みんなの傍にゆかないのですか?」
 宮内「いえ、僕はこうして離れてみんなの姿を見て、しみじみと嬉しさをかみしめているんです。」
宮内さんは子供のころから野球が大好きな人で、いつかはプロ野球のオーナーになることを夢見ていたそうです。
このときの宮内さんの心境は、ついにここまで来れたかという思いに、静かに浸りたかったのかもしれません。

その宮内さんも今やご高齢で、オリックスという親企業集団も、新社長を迎え、新たな出発をされました。
実はこの新社長は、球団に対し厳しい発言を繰り返してきた方。
この方が企業トップになられることは、おのずとチームにも何らかの影響を及ぼすのではないか?と
経済紙は伝えていたようです。
当面、球団社長には宮内さんが留任されるようですが、やはり何らかの結果をださなければ、
このご時世、球団の淘汰、身売りといったふるいにかけられることは必定ではないでしょうか。

ここ数年、オリックス・バファローズはチームの低迷もからも、観客動員の低迷に苦しんできました。
本拠地は京セラドーム(大阪ドーム)という立地にも恵まれながらも、酷いものでした。
ただ、オリックス球団も黙って指をくわえているのではなく、
ありとあらゆる工夫と営業サイドの懸命な努力で、
なんとか観客サービスに務めていることは、私たちもひしひしと感じます。
こんなに必死になっているんだし、もっとお客さんが来てくれることを私たちも願うばかりです。

ただ、いかんせんチームの成績が振るいません。それがここ数年の有り様でしたが、
とうとう、先にも申しましたとおり、経営トップの厳しい目が向けられようといています。
このままでは、まさに「青島製作所」のように“廃部”の危機なのです。

ドラマを視ていらっしゃった方はご存じのとおり、そんな青島製作所・野球部であっても、
同社の会長(創業者)も、社長もチームを心から愛しています。それでも廃部の危機でした。
オリックスも、宮内さんの個人的な思いと、経営サイドの現実的なジャッジは別の判断になります。
この崖っぷちの状況は、今のオリックス・バファローズそのものなのです。

今シーズンのチームスローガンは、「さらにひとつになろう」。
これまでも、合併球団ゆえの「ひとつになる」「一丸」といったフレーズは並んでいましたが、
今年はまさに「さらに」というところに、チームの置かれた事情と、それに対する絶対的な決意を感じざるを得ません。

当初、代役のように就任した森脇監督。
けっして華やかな選手時代を過ごしてきた方ではありませんが、
その手腕は今、大きく輝こうとしています。
「さらにひとつになろう」
その言葉を一つ一つ、皆で共有するために、森脇監督のイズムは浸透しています。

弱いチーム、力のない打者。
ヒット一本打っても、ヒットはヒットでしかありません。
でも、貪欲に走塁チャンスを生かせば、ヒットがさらに何倍も意味を生みます。
監督はそう徹底して、選手にチームへの貢献を訴えます。
そのイズムがまさに、ここまで浸透しているかという場面に出くわしました。

2,014年8月22日、オリックス対楽天、京セラドーム。 (試合は7-2でオリックス勝利)
あくる8/23付の「読売新聞」紙面にはこうありました。

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パワーで球場の雰囲気を一変させるオリックスの主砲・ペーニャ。
実はその走力もあなどれないことを披露した。

同点の六回、 無死一塁で一塁走者・ペーニャは、
打席のヘルマンが左翼フェンス際に打ち上げるのを見ると、一塁へ戻った。 タッチアップだ。

一方、前日にプロで初めての外野守備についた松井稼頭央(楽天・元大リーガー、内野の名手)にその警戒はない。
その隙を突いた。
捕球と同時にスタートし、悠々と二塁に。
その主砲の抜け目ない走塁が、次のT岡田の二塁打で勝ち越しホームインにつながった。

191cm、118kg、巨漢と、これまでの27本塁打の実力から、走るイメージは遠い。
だが、佐竹コーチ(走塁)は
『意外にスピードに乗れば早いし、状況判断もできる。 外国人の中では走塁への意識の高さはトップレベル。』

長い脚を生かした走力に加え、塁に出ると佐竹コーチに相手守備位置を確認したり、
試合後のミーティングで、他の選手が緩慢な走塁をしたゆえに注意される姿を、傍で耳を傾ける。
「ひとつでも前の塁に進む」
というチームの方針に、高い意識を持つ。

『走塁面でも、自分がなんとかできる自信がある。
できることに最善を尽くすし、それがチームの勝利につながるんだ。』 とペーニャ。
首位奪還を目指すチームを、足でも鼓舞している。

(引用おわり)
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なお、少し話は逸れますが、
この試合の先発は金子。
現在、防御率トップのチームのエースです。

楽天の田中将大(現ヤンキース)投手がいたころには、パリーグで彼の陰に隠れた存在だったのかもしれませんが、
金子は常に奪三振のトップ争いをする押しも押されぬ大投手のなのです。
その彼は、奪三振ショーを魅せた試合後のインタビューで、そのことを触れられると、あまりいい顔はしません。
常にチームの勝利へ、自分の成すべきことを最優先に自分に厳しい男なのです。

この日のインタビューも、こう答えました。
四回に味方のミスが絡んで2点を先制されました。
その後、チームは逆転し勝利投手になったのですが…
『先に点を取られたのは本当に注意しないと。』と。
好投にも、自らへ厳しい言葉でした。


脱線もしつつ、いろいろとお話を並べました。
読んでいただき、ありがとうございます。

ともあれ、今、オリックス・バファローズの「ハート」は、見習うべきところがあるように思います。
青島製作所・野球部とかぶって見える、なんて冗談はともかく(笑)

具体的に、
「そのとき、自分は何をやれるか?」
という主体性をもって、
いろいろな現実の場面で活かせてゆけたらと思います。


「烏合の衆」にだけは、なりたくないですもんね。(^○^)ノ




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【2014/08/25 00:03】 | ◇日々徒然
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