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◇信用される日本へ。  

ある紛争地、いわゆる武装勢力。
なんとも、日本人自身が少し頭をかくような「誤解」が、現地の「常識」となっている。

『日本人ってスッゲー。 アメリカやロシアと一戦交えたんだからな。』
『国が廃墟になるまでアメリカと戦ったんだ。』

-----反米、反ロの地。
いくら欧米が和平の仲介をしようが、彼らの信用は地に落ちている。
では、いったい誰がその大役を果たし、平和をもたらすことができるのか?

この少し頭をかくような「誤解」が、なんとも潤滑油として活かせている。

『日本人に言われちゃぁ、仕方ねぇな。』
----ほんとうの話である。



その日本が、「米軍とともに戦うことが出来る」 ということに、
彼らが「気付く」日が、やがて来るのだ。






紛争地に赴く「国際交渉人」島田久仁彦さんは言う。

『私には流儀があります。
どんなに弾が飛び交うようなところでも、けっして防弾チョッキは着けてゆきません。』

『そんな「身構えて」いるような姿は、警戒心のあらわれ。
相手は必ず「俺たちを信用しているなら、それを脱げ」と必ず言ってきますからね。
それなら、最初っから着けて行かないんです。』

----命がけである。

「命がけ」というのは、なにも“勇んで戦う”ことだけを指すものじゃない。
「勇んで戦う」ことが美化され、いちばんの「勇気」であり、「解決策」であるような錯覚をしてはいけない。

戦わずして、いかに「落としどころ」をみつけるか。
そこへの「命がけ」があるのである。

島田さんは言う。
『交渉とは勝ち負けではありません。』





『備え』という、 ファイティングポーズ------

その「備え」が、 ほんとうに相手への『やめましょうや』のメッセージになるのか?
「いざとという時」への“防弾チョッキ”が、相手へのメッセージになるのか?
私にはわからない。

だけど、私に少し見えるような気がする。
かすかな光。

日本がすすむべき道が。



信用される日本へ------ 
  


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南部(みなべ)蔵之介

Author:南部(みなべ)蔵之介
昭和生まれ、父、夫、勤労者、
平凡な大阪人のオッサンです。


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